日本臨床救急医学会雑誌
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総説
院外心肺機能停止患者における今後の課題
—全国統計と岡山市における検討から—
井戸 俊夫
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2002 年 5 巻 1 号 p. 1-7

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抄録

救急救命士制度発足以来6年間の岡山市の救急業務について,“OHCPA”の搬送の状況とその所要時間,救急救命士の処置実績,バイスタンダーCPRの普及状況などについて分析と考察を行った。その結果として,①救急救命士制度の導入が必ずしも救命率の向上に寄与していないので,現時点では救急救命士の実地研修,医師との連携強化に力を入れるべきであること,②バイスタンダーCPRが救命率向上に大きく貢献しているので,今後,一層普及啓発に努めること,③ドクターカーの運用を中心にプレホスピタルケアの充実を図ることが救急救命士の教育や,OHCPA患者の救命のために重要であると考えること,④救急救命士の医行為については,資質の向上や医師との連携が不十分な現状では,特定行為の拡大は時期尚早と考えられること,さらに救急救命士制度の再評価については省庁間の連携が強く求められることについて述べた。

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© 2002 日本臨床救急医学会
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