石川県立中央病院小児内科
2006 年 9 巻 4 号 p. 348-352
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小児科では一般にクリニカルパスは導入しにくいとされているが,当小児科での運用経験からその問題点と対策について検討した。最初のパスは小児市中肺炎のパスで,使用頻度が多く標準化しやすい疾患を選んだ。日めくり式,オールインワンパス形式など記録を工夫し,喘息パス,川崎病パスなども作成・運用している。患児の個別性や標準化の困難さがパス導入の最大の障害となるが,バリアンスを分析・評価し対応すること,アルゴリズムを作成することなど患者状態の変化に対応することで,小児科においてもパスを運用することができる。
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