日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
1人1台の情報端末を活用した授業実践が掲載された書籍を対象としたSAMRモデルを用いた実践事例の分類
中村 瑠香工藤 綾乃南條 優若月 陸央萩原 ほのみ森下 孟佐藤 和紀
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2022 年 2022 巻 2 号 p. 68-75

詳細
抄録

本研究では,GIGAスクール構想下における,1人1台の情報端末のICTを活用した授業実践を把握し,小学校の授業実践に関するDXの現段階を検討することを目的として,2021年1月から2021年11月までに出版された「GIGAスクール構想」「1人1台端末」に関する書籍21冊に掲載された小学校の1人1台端末を活用した授業実践を,SAMRモデルを用いて分類した.その結果,①中学年になるとM・R(変換)の授業実践が増加すること,②教科全体ではS・A(強化)の授業実践が多いが,総合的な学習の時間ではM・R(変換)の実践が多いことが確認できた.

著者関連情報
© 2022 日本教育工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top