2022 年 2022 巻 4 号 p. 168-175
本研究では,博士課程に在籍する社会人大学院生の博士号取得までの研究活動のプロセスについて明らかにすることを目的とした.(1)博士号取得までの研究活動は,指導教員を中心とした研究コミュニティにおける博士号取得の要件を満たすための指導や助言,情報のやりとりであった.(2)研究コミュニティの中で指導や助言,情報が学生本人にとって充足していれば取得の要件を満たしやすくなり,不足していれば研究活動継続の危機につながっていた.(3)指導は基本的には対面で実施されていたものの,社会人大学院生がいつでも質問や相談,資料閲覧できるようにオンラインツールが活用されていた.