2023 年 2023 巻 4 号 p. 70-73
主体的・対話的で深い学びに対する教職課程履修学生の意識について,学年間の比較を通して検討した.具体的には,AHP(Analytic Hierarchy Process:階層分析法)「良いと思う授業像」尺度(後藤2020)を活用し,教職課程履修学生の1年次と4年次の基準,代替案の平均値比較,相関を分析した.結果として4年次では「生徒一人一人が自分の考えを述べ,お互いに聞き合う授業」「生徒同士の話し合いや討論」が高く,1年次では「単に暗記ではなく,教材の意味を理解させる授業」「教師による説明の授業」が高かった.