日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
授業の事後検討会でのチャット活用による教員の実態に関する事例調査
堀田 雄大八木澤 史子三井 一希佐藤 和紀堀田 龍也
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2024 年 2024 巻 1 号 p. 79-85

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抄録

本研究では,教職経験の年数やチャットの活用経験といった,教員の属性によって,チャットの活用にどのような違いがみられるのか,教員の実態を把握することを目的とし,授業の事後検討会におけるチャットの活用に対する意識を調査した.1年〜30年の教職経験を有する72名の教員のアンケートの回答を分析した結果,チャットの活用により観察内容の共有ができた,関心事が深化したと捉えている肯定的な回答は教職経験の長短に拠らず,いずれの年代からも確認された.関心事の深化については,普段からチャットの使用頻度が低い場合でも有用性を感じていることが示唆された.

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© 2024 日本教育工学会
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