2024 年 2024 巻 2 号 p. 222-229
雲南市はGIGAスクール環境整備と並行し,市内全校を対象としてデジタル・シティズンシップ教育プログラムを継続展開している.4年目の現在は日常的活用・運用を前提とした授業内容への深まりも見られるようになった.授業実績の分析とともに学校の情報教育担当者を対象にアンケート調査を行ったところ,デジタル・シティズンシップが学校の具体的課題・実態に添った形で活かされ,日常的に端末を利用する学校では,課題に対する教育・指導の必要性が低減される傾向が見られた.