2025 年 2025 巻 2 号 p. 248-255
本研究では,T-SEDA(Toolkit for Systematic Educational Dialogue Analysis)に基づく教育対話の分析に対し,AI(ChatGPT)を用いた自動コーディングを試行し,人的コーディングとの比較を通してその有効性と課題を検討した.分析結果における一致・不一致の傾向を踏まえ,出力の再現性,対話文脈の把握,日本語環境における処理精度といった観点から,AI分析の特性と限界を明らかにした.今後は,人的分析との補完的な協働による実践的な活用方法の模索や,言語の特性への対応精度の向上等が重要な課題となる.