2025 年 2025 巻 4 号 p. 87-92
本研究では,認知科学と学習科学を学ぶ大学学部授業で扱った複数の研究事例の人気分析等を通して,授業改善点を検討した.授業では,複数の研究事例をできるだけ多く統合し,学びの特徴に関する考えの変容を目指している.2024年度と2025年度の両授業を対象に,「自身の考えの変容」記述と「どの授業回がお気に入りか」の調査,「高校生に紹介するとしたら?」のパフォーマンス課題を分析した.結果,学習活動の形態によって差が生じることがわかり,個々の研究事例の学び方の改善検討につなげていきたい.