2025 年 2025 巻 4 号 p. 142-149
模擬授業中に教員が授業者や学習者の様子を観察した内容を,チャットを用いて教師間で即時共有した際に記録された投稿内容と,観察者ごとの投稿内容の経時的な変化,投稿傾向の特徴を分析した.その結果,教師に着目した投稿では,指導・支援に関する内容が多く,児童に着目した投稿では発言,意欲,話合い,学習内容の理解などが確認された.投稿頻度は1人あたり1分間に1回〜3回であり,授業開始から終了まで継続的に観察が共有されていた.また,教師中心,児童中心,双方を交互に記録するといった,観察対象の選定に対する観察者ごとの特性の違いが確認できた.