2025 年 2025 巻 4 号 p. 177-183
グローバル化やAIの発展により,データに基づく判断力が求められる中,高等学校で統計教育が拡充された.本研究は「情報Ⅰ」「数学Ⅰ」「数学B」の教科書を分析し,データ活用分野の科目間の関連を明らかにした.「情報Ⅰ」は内容差が大きいが,「数学Ⅰ」「数学B」は標準的な内容にまとまる傾向が見られた.また,「情報Ⅰ」と「数学Ⅰ」は記述統計に関する語句を多く共有しており,理論を「数学Ⅰ」で学び,「情報Ⅰ」で活用するという教科横断的学習の可能性を示している.