2026 年 2026 巻 1 号 p. 100-107
本研究は,AI音声識別技術による自動評価の判定根拠を音声学的に検証し,効率的な学習環境を再構成した教育工学的実践の報告である.まず,AIが検出した母語別の誤り傾向を,先行研究の理論および音響分析による物理的実測データの三者で照合・検証した.その結果,各母語話者固有の音素的・韻律的な逸脱を,AIが高い精度で識別していることを実証した.これらの知見に基づき,AIを自律的な自己分析を促す「センサー」として位置づけ,学習プロセスを高度化するSAMRモデル準拠の支援モデルを提案する.