2026 年 2026 巻 1 号 p. 456-463
複線型授業を実現する若手教師の径路を明らかにするために,複線型授業の実現を校内研究テーマとして掲げる小学校に勤務する教職歴5年以下の教師3名を対象として,TEA(複線径路等至性アプローチ)を用いた分析を行った.分析の結果,3名に共通する3つのOPPと3つのBFPが確認され,複線型授業へ踏み出す径路が個人の内側からと授業観察を通じてという異なる経路であったことが示唆された.また,同一の促進的記号が異なるタイミングで発生するという若手教師の学びの多様性が確認された.