2026 年 2026 巻 1 号 p. 464-470
本研究は,PBLにおける学生の行動変容を定量的に評価するため,「協働的課題解決コンピテンシー尺度(CCPS)」を開発し,その妥当性を検証した.2025年度前期履修生905名のレポートから生成AIを用いてフレーズを抽出し,51項目の初期尺度を作成した.これに対し,2025年度後期履修生1,035名を対象とした実証調査を行い,不適切回答の除外を経て得られた950名のデータを用いて探索的因子分析を行った.その結果,4因子24項目からなる強固な構造が精選された.本尺度は,KMO指標 .898,各因子のクロンバックα係数も実用的な水準を確保しており,高い弁別性を有することが確認された.本稿では,項目選出から不適切回答の処理,統計的検証に至る一連の開発プロセスを詳述する.