日本食品工学会誌
Online ISSN : 1884-5924
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解説
最近のナチュラルチーズ製造装置
稲垣 孝二
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2013 年 14 巻 2 号 p. 75-86

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抄録
チーズは乳を原料として乳酸菌,凝乳酵素などの添加物を添加し,加熱,冷却,発酵,撹拌,分離,圧搾,切断などの種々の単位操作を施すことによって風味豊かで,まろやかな食感をもったチーズとして生まれ変わる.チーズは乳タンパク質,乳脂肪が豊富であり,人々の栄養摂取と健康の増進に貢献してきた.近年,生乳の除菌・殺菌やチーズ用乳の成分調整の乳処理工程からチーズ製造まで連続式製造装置が開発され,設備の大型化や自動化が進み,品質の向上と安定化,工数の削減に貢献している.本稿ではそれらの代表的な最近のナチュラルチーズ製造装置について解説した.
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© 2013 一般社団法人 日本食品工学会
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