食品と微生物
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食品細菌検査におけるBactometerの評価 (第2報)
尾崎 寿司朝倉 征雄寺本 忠司仲西 寿男
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1988 年 5 巻 2 号 p. 107-111

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抄録

焼竹輪およびその原料となるスケトウ冷凍すり身の生菌数測定, また前回, 多少相関係数の低かった乳酸菌飲料の乳酸菌数測定において, Bactometer法を応用するに必要な諸条件を検討した.
スケトウ冷凍すり身89例および焼竹輪56例の生菌数測定におけるBactometer法と公定法の相関係数は, それぞれ0.86, 0.82でまずまずの相関が得られた.
乳酸菌飲料の乳酸菌数測定において, Bactometer法ではLM培地を使用し, ブランドごとに測定コードを変えることで, 現在わが国で市販されている20ブランドのBactometerによる乳酸菌数の測定が可能になることが明らかになった.

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© 食品衛生微生物研究会
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