魚病研究
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論文
Peptidyl-prolyl cis-trans isomerase C遺伝子を標的としたPCRによるFlavobacterium psychrophilum の判別と遺伝子型
吉浦 康寿釜石 隆中易 千早乙竹 充
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2006 年 41 巻 2 号 p. 67-71

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抄録
F. psychrophilum は未同定の290bp遺伝子断片の多型により2種類の遺伝子型 (A型, B型) に分類されている。この断片がpeptidyl-prolyl cis-trans isomerase C (PPIC) 遺伝子のアミノ酸コード領域の一部であることを同定した。本菌のPPIC遺伝子特異プライマーによるPCRでは本菌でのみ遺伝子増幅が認められ, 制限酵素による増幅産物の消化断片長により上記遺伝子型の判定も可能であった。A型はアユ由来菌株にのみ認められた。
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© 2006 日本魚病学会
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