魚病研究
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魚類におけるクロラムフェニコールの吸収および排泄―IV
養殖アマゴに経口投与した時の組織内濃度
畑井 喜司雄森川 進江草 周三
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1976 年 11 巻 2 号 p. 77-82

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抄録
 1. 水温約7℃の低水温期および約20℃の高水温期に養殖アマゴに「クロロマイセチン局所用」をCPとして50mg/kgおよび100 mg/kgを経口的に1回投与して経時的に魚体各臓器組織内のCP含量を測定した。2. 各臓器におけるCPのピークは低水温期で24時間後に,高水温期で12時間後にみられ,ピーク時のCP含量は各臓器とも低水温期の方が高かった。3. 臓器中のCP含量は肝臓で最も高く,筋肉で最も低かった。4. 魚体内からのCPは低水温期よりも高水温期の方がはやく消失した。5. CPが治療を目的として,3~5日間連続してサケ科魚類に投与された場合,休薬期間を十分におく必要のあることを推察した。
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© 日本魚病学会
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