東京都水産試験場奥多摩分場
東京大学農学部水産学科
1980 年 15 巻 1 号 p. 37-42
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1. チョウモドキに対するトリクロルホンの殺虫効果を調べ,高水温・高pHによってその効果が高まることを示した。2.ヤマメ1年魚に寄生するチョウモドキに対して駆虫実験を行ない,50~100ppm 30分,200ppm 20分の薬浴において,高い駆虫効果が認められた。3.薬浴に伴う魚体への薬剤の影響を,ヤマメ・カワマス・ニジマス・ブラウンマスの4種のサケ科魚類について調べた結果,チョウモドキの駆除を行なう薬剤濃度および時間の範囲では,トリクロルホンの魚体への影響を無視できると考えられる。
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