魚病研究
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魚の細菌感染症治療法としてのchlortetracycline薬浴について―I
魚病治療効力
室賀 清邦江草 周三
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1968 年 2 巻 2 号 p. 141-147

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抄録

 1)CTCはOTC, TCと共にchloramphenicol, streptomycinよりAeromonas, Vibrioに対しすぐれたin vitro抗菌力を示した。2)CTCの経口投与(2mg/100g)および薬浴(1ppm以上)はウナギのAeromonas人為感染症に対し発病阻止効果を示した。同様の効果は10ppm薬浴でアユのVibrio自然感染症に対しても認められた。3)ウナギに対する急性毒性は経口投与では0.5g/kgでも認められず,薬浴では50ppm以下ならば長時間でも致死的影響はなかった。

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© 日本魚病学会
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