魚病研究
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蛍光抗体法により検出されるブリの表面抗体保有細胞
浜口 昌巳楠田 理一
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1988 年 23 巻 4 号 p. 257-262

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抄録

 ブリの免疫担当細胞の機能を明らかにするために, 蛍光抗体法によるブリの血液中の表面抗体保有細胞の検出法を検討するとともに, その細胞の性質を調べた。その結果, ブリの表面抗体保有細胞の検出には, 直接法が簡便であると思われる。また, ブリの表面抗体保有細胞はほ乳類と比較して, 4℃におけるcap形成能が異なるほかは抗原の移動, 各種代謝阻害剤の影響, Fab抗体画分によるcap形成能などに類似点が認められ, Bリンパ球に近い細胞ではないかと考えられる結果が得られた。

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© 日本魚病学会
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