1989 年 24 巻 1 号 p. 9-15
水中にF.columnaris菌数の経時的変化を測定したところ, 加えた菌の量がF.columnarisの10倍以上であると著しく減少した。また, 菌液にドジョウを入れ, 感染・発病の有無を観察するとともに, 体表面粘液中の菌数を測定したところ, 他種菌が100倍以上存在する場合には体表粘液中のF.columnarisが増加せず, 発病しなかった。養魚池中を試験水とした感染実験においても, 池水中の総菌数の1/100のF.columnaris添加区では感染んが成立しなかった。