魚病研究
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バキュロウイルスMBVのウイルス形成と細胞病理
S.-N. CHENP.-S. CHANGG.-H. KOUD.V. LIGHTNER
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1989 年 24 巻 2 号 p. 89-100

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抄録

 養殖ウシエビ(Penaeus monodon)の中腸腺のF, B, R, Mの各細胞はMBVに感受性で, そこにMBVと包埋体の形成等が注目された。これによる主な細胞病変は中腸腺の細胞膜と核に生じ, 核は肥大を呈した。レッドテイルプロウン(P.penicillatus)もMBVに感染することがはじめて分かった。同エビで観察されたウイルス粒子の大きさとヌクレオキャプシドの平均サイズはウシエビのそれらより有意に小さかった。

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© 日本魚病学会
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