魚病研究
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Aeromonas salmonicidaの溶血毒素サルモリジンのエゾイワナに対する致死毒性と免疫原生
河村 栄二郎野村 節三
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1989 年 24 巻 3 号 p. 149-154

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抄録

 サルモリジンのエゾイワナ稚魚に対する50%致死量は筋肉内接種で196gμ/kg, 復腔内接種で556μg/kg以上であった.サルモリジンを100℃で10分間加熱または0.4%ホルマリンを添加して37℃で1週間処理すると, 毒性は認められなくなったが, 抗原性は保持された。加熱, ホルマリン処理または未処理のサルモリジンをエゾイワナ成魚に筋肉内接種したところ, 血中抗体価は1,2週間後から上昇し始め, 3週間から5週間後に加熱処理で32~64, ホルマリン処理および未処理で16~32となった

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© 日本魚病学会
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