魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
台湾の養殖エビにおけるバキュロウイルスMBVの疫学調査と病原性について
S.-N. CHENP.-S. CHANGG.-H. KOU
著者情報
ジャーナル フリー

1989 年 24 巻 4 号 p. 189-195

詳細
抄録

 台湾の養殖ウシエビ(P.monodon)の稚エビにおけるMBV保有率は1984~86年の15~17%から1988年には80~85%に増加したが, 親エビは約50%であった。一方, P.penicillatusでは20~25%であった。MBVの実験感染によってウシエビの稚エビに死亡がみられた。感染したウシエビとP.penicillatusは発育ステージにかかわらず, ストレス下では生存率が有意に低下した。MBVに感染したウシエビの親は細菌の二次的感染によって斃死するように思われた

著者関連情報
© 日本魚病学会
次の記事
feedback
Top