魚病研究
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ELISAによるサケ科魚類の血中抗Aeromonas salmonicida 抗体の検出
吉水 守ディレクブサラコム野村 哲一絵面 良男木村 喬久
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1992 年 27 巻 2 号 p. 73-82

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抄録
 抗サクラマスIg家兎血清を用いたELISAによるサケ科魚類の血清中の抗A. salmonicida抗体の検出を試みた。A. salmonicidaで免疫したサクラマス, サケおよびギンザケは免疫後2週間から凝集抗体価と共にELISA抗体価の上昇が観察され ELISAによる抗体価の測定が可能となった。1989および1990年秋に北海道に回帰したサケ科魚類採卵親魚および1990年の放流幼魚の血中A. salmonicida 抗体の検出をELISAを用いて行い, 従来の凝集抗体検出法に比べ効率に抗体保有魚を検出できた。
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