魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
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天然および養殖魚から分離されたVibrio mimicus とV.cholerae non-01
B. LupianiA. M. BayaB. MagariñosJ. L. RomaldeT. LiB. S. RobersonF. M. HetrickA. E. Toranzo
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1993 年 28 巻 1 号 p. 15-26

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抄録
 Chesapeak湾地域の魚からV.mimicusとV.cholerae non-01を分離した。どの株も生理学的, 生化学的性状はよく似ており, また, 試験したほとんどの化学療法剤に感受性を示した。血清学的には株間に変異がみられたが, ほとんどの株は分子量の60~70kDaの複数の蛋白を共有していた。魚には病原性はなかったが, マウスには認められた。一方, 温血動物のほか魚由来の培養栽培にも毒性があった。菌体外産物は蛋白とリン脂質を分解した。
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© 日本魚病学会
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