抄録
業類由来培養細胞の至適培養条件を把握するために, まず最適培地, 培養温度, 培地の食塩濃度の検討を行った。培地では供試したEagle's MEM, Leivobitz L-15, Medium 199のうちトリス緩衝液あるいはヘペス加炭酸緩衝 Eagle's MEMを用いた場合に最も発育が良く, 至適発育温度はサケ科魚類由来細胞が15~20℃, 温水性淡水魚由来細胞が25~30℃, 海産魚由来細胞は20~30℃であった。至適食塩濃度は淡水魚由来細胞および海産魚由来細胞共に0.116~0.171Mであった。