抄録
マダイイリドウイルス(RSIV)感染BF-2細胞を免疫原として, 20クローンのマウス単クローン抗体生産ハイブリドーマ株を作製した。これらの単クローン抗体は, 間接蛍光抗体法により, RSIVを感染させたBF-2およびKRE-3細胞と反応したが, 非感染細胞とは反応しなかった。得られた単クローン抗体はすべて, 西日本の3県から分離したRSIV株と同一の反応性を示した。免疫沈澱法により 19 クローンが230/180kDa の蛋白と, 1クローンが20/16kDaの蛋白と反応することが明らかになった。