魚病研究
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ブリ腹水症ウイルスポリペプチドの抗原性の経時的出現およびその血清学的解析
鈴木 聡朝倉 和代楠田 理一
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1995 年 30 巻 3 号 p. 209-214

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抄録

 ブリ腹水症ウイルス(YAV)の外皮タンパク質の抗原性形成時期を明らかにするために, CHSE-214 細胞を用いた培養系における VP2 と VP3 出現の経時的変化を調べた。VP2 前駆体と VP3 は感染3時間後から, 成熟VP2 は7時間後にはウエスタンブロット法で検出された。放出ウイルスは感染10時間以降に検出された。また, 血清学的解析では, 抗 VP3 血清はウイルスを中和せず, ELISA で SDS 処理ウイルスに対する反応性が増加した。

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© 日本魚病学会
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