魚病研究
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魚類病原ウイルスに対するタイ国伝統ハーブの抗ウイルス活性のスクリーニング
Sataporn DirekbusarakomAngkana Herunsalee吉水 守絵面 良男
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1996 年 31 巻 4 号 p. 209-213

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抄録
 タイ国の伝統ハーブ18種類のエタノール抽出液の抗ウイルス効果を IHN, OMV および IPNV を対象に検討した。供試ウイルスと500μg/mlのハーブ抽出液を直接作用させた場合, 全てのハーブ抽出液が IHNV と OMV の PFU を20~100%減少させた。CHSE-214 細胞を抽出液で前処理した場合, 6種類の抽出液で全ウイルスの PFU の50%現象が観察された。ウイルス感染後抽出液を作用させた場合, 5種類の抽出液が OMV と IPNV の PFU を50%以上減少させた。抽出液の50%細胞毒性は1,200~41500μg/mlであった。
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© 日本魚病学会
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