家族性腫瘍
Online ISSN : 2189-6674
Print ISSN : 1346-1052
特集:わが国の家族性腫瘍の診療:未来への提言
リンチ症候群に関する大腸癌研究会の活動と展望
田中屋 宏爾古川 洋一吉田 輝彦山口 達郎松原 長秀平田 敬治斉田 芳久新井 正美石川 秀樹石岡 千加史田村 和朗菅野 康吉冨田 尚裕石田 秀行渡邉 聡明杉原 健一
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2016 年 16 巻 1 号 p. 19-22

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抄録
大腸癌研究会のリンチ症候群(LS)に対するこれまでの活動と今後の展望について報告する.大腸癌研究会は1973年に設立された.1991年にはLSの本邦拾い上げ基準を策定しLS を疑う症例を集積した.1997年から2010年にかけて「HNPCCの登録と遺伝子解析」プロジェクト研究を行った.2012年には遺伝性大腸癌診療ガイドラインを刊行した.LSにおける様々な課題を克服するには,関連する組織と連携した取り組みが必要である.
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© 2016 The Japanese Society for Familial Tumors
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