家族性腫瘍
Online ISSN : 2189-6674
Print ISSN : 1346-1052
特集 : 網膜芽細胞腫の遺伝カウンセリング
網膜芽細胞腫の遺伝カウンセリングの展開—ロールプレイにSPIKES を取り入れたグループワークの発表内容から—
武田 祐子村上 好恵田村 和朗吉田 輝彦恒松 由記子野水 整小杉 眞司冨田 尚裕内野 眞也権藤 延久赤木 究新井 正美田村 智英子三原 喜美恵和泉 秀子大松 重宏野間 千夏子菅野 康吉
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ジャーナル オープンアクセス

2004 年 4 巻 2 号 p. 64-68

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抄録
第6 回家族性腫瘍カウンセラー養成セミナーにおけるグループワークで,どのように網膜芽細胞腫の遺伝カウンセリングのロールプレイが展開されたかについて,16 グループのディスカッションの発表内容を分類し,SPIKES の六つのステップに関する内容がすべて含まれていることが確認された.ディスカッションは疾患の特殊性や医療の現状にまで踏み込んだ深い内容であり,網膜芽細胞腫の遺伝カウンセリング実践の本質に迫るものであったことから,本セミナーはカウンセラーを目指す者だけではなく実践者にとっても能力向上に有意義であると考えられた.
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© 2004 The Japanese Society for Familial Tumors
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