農作業研究
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二番茶生産における生育期の送風式捕虫処理が害虫発生消長,収量および品質に及ぼす影響
深山 大介吉田 克志佐藤 安志角川 修荒木 琢也宮崎 昌宏
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2009 年 44 巻 2 号 p. 81-88

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抄録
ミスト風により物理的に害虫を除去・捕獲する送風式捕虫機による処理の有無と処理頻度が,害虫発生消長や二番茶収量,品質に与える影響を明らかにするため,二番茶生育期に週1回または週2回処理を継続し,以下の結果を得た.
1)チャノミドリヒメヨコバイに対しては,週2回処理区では虫数を抑える効果が確認できたが,週1回処理区では,無処理区と同等であり,捕虫処理の効果は低かった.
2) 週1回処理区の収量は,週2回処理区や慣行防除区に対して少なくなった.週1回処理区は無処理区と同様に茶芽が小さく,生育が不良になることがわかった.
3) 荒茶の遊離アミノ酸,テアニン各含量は,週2回処理区が週1回処理区より高く,特に品質の指標となるテアニンについては,週2回処理区は慣行防除区と同等であった.
4) 以上,ヨコバイ消長を抑える効果や,ヨコバイを原因とする収量減,および品質低下に対しては,週2回の処理頻度が必要であったが,アザミウマに対しては週2回処理でも効果は低く注意が必要である.
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© 2009 日本農作業学会
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