農作業研究
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研究論文
サトウキビ栽培における作業可能日数拡大のための圃場排水性改善技術
深見 公一郎杉本 光穂新里 良章赤地 徹
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2009 年 44 巻 2 号 p. 73-80

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抄録
ジャーガル圃場において排土型心土破砕と明渠等を組み合わせた簡易な圃場排水性改善技術を開発し,その効果について検討した.以下に主な結果を示す.
1) 本排水技術では,春・夏植時には排土型を格子状,株出時には条間に沿って施工し,排水路付近に排水ピットを造成する.
2) 心土破砕および耕耘並びに植付作業等は土壌含水比が30%d.b.以上になると安定した連続作業が困難になる.
3) 排水ピット方式では,降雨後速やかに排水され,降雨量100mm程度までの時,慣行区より4日早く圃場作業が行える.
4) 排水ピット方式を導入すると,夏植えではプランタ作業,春・株出では培土作業の作業負担面積が最も増大し,それぞれ4haおよび5ha程度作業負担面積が増える.
5) 排水ピット作成に要する費用は,1箇所あたり37,000円であり,4年に1回更新した場合,年間9,000円程度のコストになる.
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© 2009 日本農作業学会
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