農作業研究
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山陰地方の水田転換畑におけるヒマワリ播種技術の開発と増収技術の検討
高橋 仁康窪田 潤亀井 雅浩奥野 林太郎藤本 寛安武 正史
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2010 年 45 巻 2 号 p. 111-118

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抄録
水田転換畑でヒマワリ栽培を行う場合,湿害が起こりやすく,また使用される麦・大豆用播種機は扁平で不斉一なヒマワリ種子の播種に適していない.この問題に対し,湿害には簡易畝立て方式で,播種機は部品交換して使用するヒマワリ用播種ロールで対応し,現地にて播種を行った.
現地営農組合に貸与したヒマワリ用播種ロールを使用した圃場と,慣行圃場の立毛間隔を比較したところ,前者では適正な株間が59.6%であったのに対し,後者では37.1%と大きな差が見られた.開発したヒマワリ用播種ロールは,平成21年度より現地に15個が普及し,平成21年11月より市販されている.
簡易畝立て方式は耕うん爪の配列を変えた既存の耕うん機を使用し,耕うん底からの高さ22.8 (±1.0)cmの畝を形成し,日雨量90mmの降雨でも冠水することはなかった.ヒマワリの根を切らないよう20cm程度まで耕うん幅を狭くした中耕・除草方式が,無除草区より収量が高く,またN成分10kg/10aを追肥すれば,収量増が見込めることを確認した.
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© 2010 日本農作業学会
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