農作業研究
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加工用ホウレンソウの刈取再生栽培法における品種と栽培条件が収量および外観品質に及ぼす影響
鈴木 崇之鎌田 えりか石井 孝典安達 克樹新美 洋
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2018 年 53 巻 1 号 p. 33-41

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抄録
日本の加工用ホウレンソウ栽培では,機械収穫が導入されつつある.そこで,日本で最大の産地である宮崎県内において,再生草を利用する刈取再生栽培法における,品種および栽培条件(1番草収穫後の追肥および1 番草収穫時期)が収量および外観品質に及ぼす影響について検討した.収穫時の地上部全重については,品種間に有意な差は認められなかったが,‘サプライズ7’に比べ,立性の‘クロノス’では,地上部全重に対する収穫葉重の割合が1 番草,追肥を行った場合の2 番草(再生草)とも高かった.‘クロノス’の栽培では,1 番草収穫後の追肥により2 番草の収穫葉重は大きくなり,正品率は高くなった.また,生育期間が長いほど,2 番草の収穫葉重は大きくなった.従って,刈取再生栽培を導入した機械収穫体系では,立性の品種を栽培し,1 番草は草丈40 cm 程度に達したら速やかに収穫して2 番草の生育期間を確保し,1 番草収穫後に追肥を行うことが望ましい.
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© 2018 日本農作業学会
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