農作業研究
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青森在来エダマメ「毛豆」の摘芯栽培による 機械収穫精度の向上と経営評価
佐々木 大野沢 智裕工藤 忠之
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2018 年 53 巻 3 号 p. 143-148

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抄録
産地の労働力不足に対応した機械作業体系を確立することを目的に,青森県在来エダマメ「毛豆」の栽培に大豆摘芯機および自走式えだまめハーベスタを導入した際の生育と収量を調査し,経営評価をおこなった.大豆摘芯機による摘芯は,作業速度約0.5 m/sで主茎長下10 cmの位置で摘芯した場合,主茎が切断されなかった個体は4%未満にとどまることが明らかとなった.摘芯の有無は手収穫による収量に影響しなかったことから,「毛豆」を本葉9葉期~開花期までに摘芯すれば減収させることなく,草姿を改善できると考えられた.自走式えだまめハーベスタによる収穫ロス率は,無処理区よりも摘芯区で有意に低くなった. 「毛豆」の栽培に大豆摘芯機と自走式えだまめハーベスタを導入することによって,摘芯により収穫ロスを約10%低下させ,労働時間は手収穫の20%以下に削減することができ,収益性の向上につながることを明らかにした.
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© 2018 日本農作業学会
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