2020 年 55 巻 3 号 p. 163-167
農作業を記録する方式としてGNSS(Global Navigation Satellite System,全地球航法衛星システム)による位置情報を用いる方法があり,各圃場での作業時間を記録することは可能である.しかし,農作業の内容の詳細まで計測,データ化することは困難で,GNSSと車載情報システムやドライブレコーダなどを併用することで圃場毎の作業状況をより詳細にデータ化・分類し,分析することが可能となる.ここでは,著者らがサトウキビ収穫作業で,収穫機にGNSSやドライブレコーダを装着した事例を紹介しながら農作業データの収集について解説する.