2021 年 56 巻 4 号 p. 263-268
JM台木利用リンゴ苗の地下部への川砂施用が,初期生育に与える影響について検討した.JM7台木利用‘きおう’1年生苗定植の際,根圏に川砂を局所施用することにより,定植当年の樹体生育は,無施用の場合よりも良好であった.また,JM1台木利用‘ふじ’ フェザー苗(フェザーを発生させた2年生苗木)の育成において,根圏に川砂を施用することにより,フェザー発生量及び苗の乾物重が増加した.よって,JM台木利用リンゴ苗では,地下部に川砂を施用することにより,初期生育が促進されることが明らかとなった.本技術は,良質なリンゴ大苗の生産に活用できると考えられる.