日本消化器がん検診学会雑誌
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ミニレクチャー
個別検診の現状と課題
有末 太郎安田 泉永塚 健佐藤 邦夫松田 徹大泉 晴史萩原 廣明小板橋 毅磨伊 正義魚谷 知佳村 俊成河村 奨岡沢 寛中村 裕一北川 晋二増田 信生
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キーワード: 個別検診, 精度管理
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2007 年 45 巻 2 号 p. 172-182

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抄録
「個別検診」とは老人保健法に基づくがん検診の一つの方式で「集団検診」と対比される。「集団」は多人数を対象に実施するもので, 施設検診と検診車による巡回検診がある。一方, 「個別」は主として病院・診療所などで一般診療の合間にがん検診を行うものであり, 撮影は直接X線撮影で行われている。「集団」は, 検診機関が巡回実施しているので, 医療機関の乏しい地域では身近で実施という利便性がある反面, 時期・期間が限られる。一方, 「個別検診」は, 地域医療機関が実施するので, いつでも実施できるメリットがある。がん検診は, 今日まで主として「集団」によって行われ, がんの救命に効果を上げてきたが, 受診率の伸び悩み傾向を示していた。さらに, 高齢化社会を迎え受診者の多様な要望に応え受診率の向上を図るべく「個別」が導入された。厚生省がん研究班 (有末班) の調査で胃がん個別検診においては検診施設間に撮影精度の格差があり, 読影に関する体制さらにはその後の受診者管理体制が十分でないところも認められた。このような「個別検診」についての現状を報告し, 「個別検診」の精度向上策, および今後の課題について述べた。
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© 2007 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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