日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
集団住民検診で発見された大腸癌の検討─便潜血検査陰性大腸癌の実態とその対策─
杉山 和久武山 直治芳野 純治乾 和郎渡辺 真也高島 東伸服部 昌志三沢 大介山本 智支大沼 俊和
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2007 年 45 巻 4 号 p. 439-444

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抄録
岐阜県飛騨地域における集団住民大腸がん検診の集計を行ない, 便潜血検査陰性大腸癌について検討した。平成5年度から平成16年度に行った集団住民大腸がん検診受診者は88,354人, 要精検者は5,666人, 要精検率は6.41%であり, 精検受診者は4,180人, 精検受診率73.8%であった。検診を契機に発見された大腸癌は152例(早期癌98例, 進行癌54例)で大腸癌発見率は0.17%であった。受診前歴から“便潜血検査で陰性と判定された後, 2年以内に検診で判明した大腸癌”と定義した偽陰性癌は72例(早期癌48例, 進行癌24例)で発見大腸癌の47.4%であった。偽陰性癌は早期癌では肛門側に多く, 進行癌では右側結腸に多かった。偽陰性癌の多くは無症状で発見されており, 単回の検診で見逃された症例も毎年検診を受診することで拾い上げられていた。これらを認識した上で逐年検診と精検受診を勧奨する必要があると考えられた。
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© 2007 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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