日本消化器がん検診学会雑誌
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特別講演
これからの消化器がん検診についての提言
久道 茂
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キーワード: 判断学, がん検診, 評価
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2011 年 49 巻 1 号 p. 5-11

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抄録
本論文は, 第49回日本消化器がん検診学会総会(沖縄, 2010年)の特別講演「これからの消化器がん検診についての提言」で講演したものである。わが国でがん対策基本法が制定されて, がん検診受診率を50%に向上すべく目標を掲げて関係者が取り組んでいるが, その受診率の算出方法にしろ一定のものがなく, また国際的な比較をしようにも, 算出方法の異なる欧米の受診率をそのまま比較することはできない。がん検診には, 実施するに当たっての基本的な考え方と条件がある。また, 検診の精度を評価するについても, 基本的な原理がある。ここでは外国におけるがん検診の状況を紹介し, 死亡率減少に寄与する罹患率の効果, がん検診受診率算定に関する内外の比較, がん検診の精度についての基本項目, 最近の厚生労働省研究班の研究を示し, 最後にがん検診判断学の提唱を行った。
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© 2011 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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