日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
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原著
死亡率減少に向けた大腸がん検診のあり方─screening colonoscopy 25年間の経験から─
光島 徹山地 裕岡田 実永谷 京平和田 亮一瀬崎 徳久金 潤哲平田 信人
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2011 年 49 巻 3 号 p. 415-424

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抄録
〈目的〉1983年4月から2008年3月までに実施された, 人間ドックのscreening colonoscopy(SCS)にて発見された大腸癌を対象として, 同時に実施した免疫的便潜血検査の成績と比較して, 現行の便潜血による対策型検診の限界について検討した。〈成績〉総数34,371名(男性24,579名, 女性9,792名, 初回受診時平均年齢48.7歳)の受診者が, 総計125,006回の全大腸内視鏡検査を受診した。発見大腸癌総数は314例(発見率0.25%), 深達度はm195例(0.16%), sm47例(0.04%), 進行72例(0.06%)であった。79病巣(25.2%)が, S状結腸鏡が届かない横行結腸以深に存在した。IFOBT(RPHA法)1回法同時施行例281例から求めたIFOBTの感度は40.2%, 深達度別ではm27.1%, sm41.5%, 進行79.7%であった。〈結論〉対策型大腸がん検診で採用されているIFOBTだけでは, 死亡率減少効果は完全ではないと考えられる。より効果の高い検診の実現のために, IFOBTとSCSを組み合わせることを提案したい。
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© 2011 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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