日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
会長講演
消化器がん検診における技術, 科学そして教育─技術の継承, 科学的根拠に基づく正しい検診の創造─
石川 勉
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 56 巻 2 号 p. 105-109

詳細
抄録

消化器がん検診を正しく行うために必要な問題点を技術, 科学と教育の三つの面から考察しました。科学的に死亡率の低下が証明された検診の技術と読影能の継承は正しい検診の精度管理において重要な因子です。学会として, 正しい検診を行う場合に偽陰性の許容範囲の設定が必要であり, 検診精度を低下させる要因を各modality別に検討すること(寄与率)が今後必要です。正しい検診の運営・精度管理には検診従事者への教育が重要です。

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top