日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
任意型胃がん内視鏡検診における細径経鼻内視鏡検査と鎮静下通常径経口内視鏡検査の有用性及び受容性の検討
安田 剛士大洞 昭博小島 孝雄
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2020 年 58 巻 4 号 p. 342-352

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抄録

【目的と方法】2008年4月から2017年12月に当院で任意型胃がん内視鏡検診を受検した18,780例を対象とし,発見された胃がん症例の特徴について検討するとともに,検査後にアンケートを施行し,細径内視鏡を用いた経鼻内視鏡(経鼻法)および通常径内視鏡を用いた経口内視鏡(経口法)の有用性及び受容性について検討した。

【結果】経鼻法の選択率は28.3%であった。胃がんの発見率は0.14%であった。経鼻法と経口法で胃がん発見率に有意差は認めなかった。発見された胃がんの76.9%が早期胃がんであり,その特徴についても経鼻法と経口法で有意差は認めなかった。偶発症の発生件数は,経鼻法では0.43%,経口法では0.15%で,鼻出血及び覚醒遅延が最多であったが何れも軽微なものであった。次回検査希望については,経鼻法を選択した者は次回検査も経鼻法を希望する傾向にあった。

【結論】内視鏡による胃がん検診は早期胃がんの発見に有用であった。また,鎮静剤使用について十分な説明と合併症対策を行うことで,胃がん検診での経口法も受容されると思われる。

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