日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
びまん性発赤の画像解析による客観的評価の検討
野村 好紀安藤 勝祥上野 伸展嘉島 伸盛一 健太郎藤谷 幹浩
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2021 年 59 巻 1 号 p. 42-48

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抄録

びまん性発赤(以下,DR)は,Helicobacter pylori(以下,H. pylori)現感染を強く示唆する内視鏡所見であるが,機器の設定や内視鏡施行医の主観により判断が異なる問題点がある。そこで,画像解析ソフトによるDR数値化の有用性を検討した。上部消化管内視鏡検査及びH. pylori検査を行った115例を対象に,6名の内視鏡医(内視鏡専門医3名,非専門医3名)により後方視的に内視鏡画像でDR判定一致率(κ値)及びH. pylori判定正診率を検討したところ,前庭部と体部大弯の2画像評価では,一致率,正診率は0.31,55.8%,全画像評価の場合は,それぞれ0.43,67.7%と全画像評価で一致率が高く,H. pylori正診率も有意に高かった。非専門医と専門医で一致率,正診率を比較したところいずれも専門医が高かった。解析ソフトでDRを数値化した場合,一致率が0.93と最も高い結果であった。H. pylori正診率は64.1%と2画像評価より有意に高い結果であり,全画像評価と有意差は認めなかった。画像解析によるDRの数値化は内視鏡医間の一致率が向上することから検診での応用が期待される。

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© 2021 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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