2026 年 64 巻 1 号 p. 74-81
日本ヘリコバクター学会より, 「H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2024改訂版」が発行された。前回の改訂版では胃がん予防は提言とされていたが, 今回の改訂版ではクリニカルクエスチョンを設定し, 胃がん予防におけるHelicobacter pylori(H. pylori)感染診療について詳しく書かれている。日本人の胃がんの大部分はH. pylori感染胃炎から発症するので, H. pylori感染を正しく診断して除菌することが重要である。胃がん検診に従事する者が当ガイドラインの内容を理解することは, H. pylori感染者, 胃がん検診受診者にとって有益であると考えられる。