2026 年 64 巻 5 号 p. 865-872
【目的】鎮痙剤投与の有無が大腸CT検査(CT colonography:以下CTC)の腸管拡張に及ぼす影響を評価検討した。
【方法】2021年4月1日から2024年3月31日までに便潜血検査陽性の二次検査を目的とし当施設でCTCを実施した774名を鎮痙剤投与群590名と鎮痙剤非投与群184名に分類し,対象の背臥位撮影像から得られた仮想注腸像を部位ごとに区分して拡張の度合いでスコア化して評価し,鎮痙剤投与群と非投与群で比較した。
【結果】盲腸の評価は投与群と非投与群で同程度であったが,その他の部位は投与群が非投与群より腸管拡張が良好で有意な差を認めた。
【結語】鎮痙剤投与の有無は腸管拡張の影響因子と考えられた。