日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
和歌山市対策型胃内視鏡検診における食道がん発見率と当院上部消化管スクリーニングでの内視鏡AI使用経験
前北 隆雄, 井口 幹崇, 吉田 岳市, 瀧 真也, 桑島 史明, 木下 淳, 高尾 政輝, 向井 陽祐, 和田 梓, 北野 雅之
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2026 年 64 巻 5 号 p. 873-881

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抄録

【背景】食道がんの検診は事実上胃がん検診の一部分として実施されてきた。内視鏡検診が導入され食道がん発見増加が期待される一方,精度管理として内視鏡画像のダブルチェックが求められている。本検討の目的は,内視鏡検診とダブルチェックが食道がん発見に及ぼす影響を明らかにすることである。また最近利用可能となった内視鏡AIの使用経験を踏まえ検査時間や内視鏡医の評価もあわせて報告する。

【(検討1)対象と方法】2011年から2022年まで和歌山市の対策型胃がん検診受診者48,719人を対象に食道がん発見率を調査した。

【結果】内視鏡検診での食道がん発見率は,同時期に行われたX線検診と比べ有意に高かった。内視鏡検診においてダブルチェック導入後の食道がん発見率は,導入前と比べ有意に高かった。

【(検討2)対象と方法】上部消化管内視鏡AIを導入直後の時期に内視鏡AIを使用した20例と導入前20例の検査時間を調査,施行医10名にアンケート調査を実施した。

【結果】内視鏡AI導入前後で検査時間に有意差を認めなかった。内視鏡AIは概ね好意的に評価された。

【結語】内視鏡検診とダブルチェックは食道がん発見増加に寄与する可能性がある。

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